科学的根拠に基づく介護の取り組み

図1

看取り介護

白寿園では、昭和63年よりご家族と共に『看取り』を行い、多くの方と最期迄関わりを持たせていただくことができました。

  • 看取り介護①看取り介護は、医師の診断のもと回復不可能な状態に陥った時、最後の場所治療等について、本人の意思ならびに家族の意向を最大限に尊重して行うものです。看取り介護実施においては可能な限り《尊厳と安楽》を保ち安らかな死が迎えられるよう全人的ケアを提供しています。
  • 看取り介護が開始になりますと、家族が付き添うことができるよう、静養室を準備致します。
  • 看取り介護②毎年4月訓練室にて合同慰霊祭を実施しています。現在、職員はお通夜やご葬儀に参列させていただき、お別れをさせていただいています。しかし白寿園で生活を共にされた利用者様は、そのような場所に行くことが難しいので、合同慰霊祭で最後のお別れをさせていただいております。
  • 白寿園での看取り体制としては、看取りの指針及びマニュアルに沿って実施しています。頻回に巡回を行い、利用者の状態や状況の把握に努めており、付き添われている家族とも情報の共有を行い、看取り介護に取り組んでいます。
  • 看取りの指針およびマニュアル、看取り委員会を定期的に開催し必要な見直しをするとともに、看取りに関する研究会を実施し、職員のスキルアップを図っています。

施設の取り組み

●医療機関との連携強化 ●看取り介護マニュアル作成 ●家族との連携強化と精神的サポート ●多職種連携・協働の強化 ●看取り介護委員会の設置 ●職員研修の実施 を行っています。

認知症ケア

認知症には「アルツハイマー型」「レビー小体型」「血管性」「前頭側頭型」など
数多くの原因疾患があります。
ところが適切な診断に至らないまま、混乱した生活を送るケースは少なくありません。

  • 認知症ケア①白寿園では、熊本大学付属病院より認知症専門医の先生による認知症の鑑別診断・お薬の調整・ケアプランへのアドバイスを受けて日々のケアに取り組んでおります。
  • 原因疾患を正しく捉え、疾患別のケアを重視し、また環境要因などを考慮し、定期的かつ適切な見直しと気づきの視点を重視しています。
  • 認知症ケア②「介護職員は医学的知識を身に付けることが重要」の考えの基、認知症実践者研修やリーダー研修等に積極的に参加し、更には認知症の早期発見・早期介入ができる職員育成をしています。
  • 白寿園では、鑑別診断を受けることによって、薬剤調整等をしながら医療と介護の具体的な連携により、エビデンス(科学的根拠)に基づいた専門性の高い科学的介護の実践を行っています。

施設の取り組み

●専門医による鑑別診断の実施 ●入所時の頭部CT撮影 ●疾患別特徴をおさえたケア ●認知症研修会の開催 ●認知症介護委員会の設置 を行っております。

口腔ケア

口腔ケア①歯科医師、歯科衛生士などの、歯科専門職に定期的に来園いただき「歯科専門職と介護職との連携・協働」を図り、口腔機能の維持を行っています。

図2

口腔ケアは高齢者にとって生命にかかわる非常に大切なケアです。
毎日欠かさずに行うことは、口の中の機能を維持改善するだけに留まらず心の身体、全身の健康にプラスの効果を与えてくれます。

口腔ケア②《 口腔ケアによる9つの効果 》
① 虫歯・歯周病の予防
② 唾液分泌の促進
③ 義歯の安定
④ 誤嚥性肺炎やインフルエンザの予防
⑤ 嚥下反射の促進
⑥ 味覚の改善
⑦ 口腔機能の維持・向上
⑧ 脳や手、指の機能向上
⑨ 生活の活性化

 

施設の取り組み

●歯科衛生士による口腔指導 ●管理栄養士による摂食嚥下能力に合わせた食事形態の見直し ●適切な器具の選定 ●個別の口腔ケア計画 ●口腔ケア委員会の設置 を行っています。

機能訓練(リハビリ)

  • 機能訓練①リハビリは、日々の生活の動作が重要で、(起き上がる)(立ち上がる)(歩く)などの基本動作の改善を行います。
  • 能動的な生活になり、廃用症候群を予防します。
  • 身体的、心理的活動性を回復させ、自立性の向上とQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の高い生活への維持、復帰を行っています。
  • 機能訓練②単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が重要と捉え、一人ひとりが歩んでこられた、ライフスタイル、文化的背景や価値観に基づいた生活能力を獲得し、豊かな人生を送ることが大切と考えています。
  • 白寿園では、利用者の日常に活動的な暮らしを提供するために、利用者や家族の希望を取り入れ、利用者の残存能力に伴った機能訓練を実施しています。そのため、無理のない達成可能な範囲で、「できるADL・しているADL」から《するADL》への移行を目指しており、出来る限りの自立支援え繋げます。

施設の取り組み

●心身機能の維持・向上 ●個別機能訓練の実施 ●専門職員との連携(医師・OT・PTからの助言) ●アクティビティを取り入れた訓練の実施 を行っております。